麻呂は見た…で? その5 コインランドリーの機械と家庭用の機械の違い(1)
- 麻呂明弘
- 2021年5月7日
- 読了時間: 3分

こんにちは、薄眉だけがお公家風。やわい店長の麻呂です。
「トラブル対応」「防犯」「マナー」など気になる点もある程度わかりましたので、少し視点を変えてコインランドリーの機械って、家庭用の機械とどう違うの?問題です。
わざわざ洗濯物を外に持ち出すわけですから、それだけの価値があるのか、ないのか、気になります。
■洗濯機はどう違う?
・容量の違い
最近は家庭用でも高性能の洗濯機も増えてきました。ただ、一般的には家庭用は7kg程度が通常の容量です。一方、コインランドリーの業務用洗濯機は、その2倍~4倍の容量。 さらに超大型5倍程度の容量の洗濯機を導入する店舗も出てきました。
・洗濯槽の違い
家庭用の洗濯機の洗濯槽は、タテ型が主流です。一方、業務用洗濯機は通常ヨコ型(ドラム型)となります。
この違いは洗える量に影響することが知られています。タテ型は洗濯物の適用量が容量の5~7割ほど。つまり7kgの容量でも、3.5kg~4.9kg程度に収める必要があることになります。
一方で、ヨコ型の場合は、コブシ一個分程度の隙間が上に空いていれば良いとのこと。多い方が、洗濯物同士がうまくこすれあってよく洗えるようです。実際目一杯詰まっている感じでも、水を含むとドラムの中に十分余裕ができて、キチンと回転し洗われている様子がガラス扉で確認できます。
容量とこの洗濯槽の型の違いを単純比較すれば、7kgの家庭用タテ型洗濯槽に比べ、14kgの業務用ヨコ型では、容量は2倍ですが、洗える洗濯量は約3倍~4倍ということになります。
・温水洗い
家庭用の洗濯槽では、一定以上の高温の温水は使用できませんが、業務用では60℃以上の温水での洗濯が可能となります。
以前テレビ番組で紹介されていましたが、生乾きのニオイの原因はモラクセラ菌の排泄物。紫外線にも強い菌らしく天日干しでも撃退は難しいそうです。ただし、熱には弱く60℃以上で死滅するようなので、気になる場合はコインランドリーで試してみるのもいいかもしれません。
・ステンレス製の洗濯槽
家庭用の洗濯機でもあるかもしれませんが、業務用の洗濯槽はステンレス製なので、ニオイの原因となる洗濯槽裏などのカビが発生しません。
・汚れ落ち
唯一この汚れ落ちについては、家庭用の方が強力な洗剤を使える分、分がいいかもしれません。いくらでも強力な洗剤を使って、泡切れが悪ければまたやり直せばいいわけなので。コインランドリーでは必要以上に洗剤を使わず洗濯時間を短くしていますので、通常の家庭用の洗濯機に比べ汚れ落ちに差は出にくいと思います。
〇上越妙高駅前店
洗濯機は、14kgの洗濯専用機と全自動洗濯乾燥機の27kg洗濯専用コースがそれぞれ2台です。
温度設定は「お湯」が60℃、「ぬるま湯」がお湯と水同量、「水」の3つから選ぶ形となります。
洗濯用の水は、電気分解で粒子を小さくし、水自体の洗浄力を高める電解水を利用しています。
洗剤を減らし泡切れを良くすることで、すすぎは1回。結果洗濯時間が約20分に短縮されています。
次回は、「乾燥機」の違いについてレポートしてみたいと思います。
























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