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麻呂は見た…で? その5 コインランドリーの機械と家庭用の機械の違い(2)



こんにちは、薄眉だけがお公家風。やわい店長の麻呂です。

前回は「洗濯機」について、コインランドリーの業務用と一般の家庭用がどう違うか、レポートしました。今回は「乾燥機」。

最近は乾燥機能付きでしかも性能が上がっている家庭用の洗濯機も増えてきました。干せば乾く洗濯物をわざわざ外に持ち出す価値が、業務用の乾燥機にはあるのか。気になるところです。


■乾燥機はどう違う?

・容量の違いは

 家庭用に比べて業務用は2倍~3倍の容量の乾燥が可能となります。

 家庭用でも、乾燥もできるタイプはヨコ型の洗濯槽(以後ドラム)となっていると思いますが、この大きさが仕上がりに大きく影響するようです。

 乾燥はドラムを回転させ、洗濯物を上から下へ落としながら温風を吹き付けて乾かす仕組み。

 つまり、ドラムが大きいほど滞空時間が長くなって、その間に温風をまとう時間も長くなります。

 このため、同じ洗濯物の量であれば、業務用の大きなドラムの方が、この容量の差だけでも、より早くよりふんわり仕上がることが理解できます。


・最大の違いは高温のガス乾燥

 家庭用の乾燥機は通常電気で稼働します。業務用はガスを使用するため、より高温の熱風で一気に乾かすことができます。つまり容量の違いにこの温度の違いも加わるため、時間も短くよりふんわりと仕上がることになる仕組み。

 家庭用の乾燥機の性能も向上していますが、それでも業務用は30分~40分が乾燥時間の目安のため、より短時間での乾燥が可能となっています。


・強力なファン

 業務用の乾燥機は、上から下へ吹きつけた熱風を強力なファンでダクトを通して外に吹き出す仕組み。

 つまり、花粉やPM2.5などが万一残っていても、払い落として外へ吹き飛ばすことが可能です。


・温度設定

 温度設定が可能な店舗もあります。

 ダニが気になる場合も、高温のガス乾燥機が役に立つようです。

 ダニは天日で干しても、陰になった部分に逃げ隠れて生き延びるとのこと。業務用のガス乾燥機の高温の風、いわゆる熱風は高温でダニを死滅させ、回転しながら払落し外に吹き飛ばすため、ダニ退治に効果的。


〇上越妙高駅前店

・容量

 14kg(中型):6台、23kg(大型)2台


・温度設定

 ・低温(48℃):フリースなどの化繊、ブラウス、デリケート衣類など

 ・中温(63℃):毛布、一般衣類化繊、綿系など

 ・高温(78℃):肌布団、コタツ布団、一般衣料、綿・羽毛系の綿入り素材の布団類等


 全自動洗濯乾燥機ですが…。洗濯から乾燥までの時間は家庭用とは比較にならないので、省きます。

 業務用と家庭用の機械の違いはある程度わかりましたので、次回はいよいよ洗濯編です。

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