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魔法の王国コインランド 第四周 その15 国王陛下と王妃様への挨拶?


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「へ?魔王?そうか、魔王アクテンコー。すっかり忘れてた」

「ミ~(やっぱりか~)」

「でも、それってもう大丈夫ってことなのかも」

「ミ?(ン?)」

「そうさ。天候の事を気にしないでいられるんだから、関係ないってこと」

「なるほど。そうみたいですね」

「それに、タスカル君も、最近は1日中洗濯しなくて済んでるでしょ」

「ミ~。ミ~~(今までが異常~。だけど本当なら魔王なんて関係ないかも)」

 いつになったら魔王アクテンコーや右腕のフユ将軍を倒すのかと思ってたけど、いつのまにか終わっていた?なんて。ま、へたれ勇者っぽくて、なんとなく、すがすがしい感じね。


「国王陛下に、王妃様。ありがとうございました。またよろしくお願いします」

「タスカル君。すっかりひとまわり大きくなられた感じで、頼もしく感じます。またいらしてくださいね」

「王妃の言う通りです。タスカル君が来てくれて王子たちも喜んでいたようですし、この王国も楽しい雰囲気にしてもらいました。ありがとう。またいらしてください」

「ミ、ミ。ミ、ミ。ミ~~(国王陛下、王妃様。もう、なんですか…。こちらこそありがとうございました)」

「じゃあタスカル君いこうか。ちょっと重いし」

 見ると、勇者の膝がちょっとガクガク。でも、手伝えませんから。アライグマなので。


「あ~、賢者様とバケツ君も手を振ってる」

「ミ~(ありがと~)」

 グリーンコーナーで、後ろ足で立ちあがり、賢者様とバケツ君に手を振って挨拶。う~ん、我ながらカワイイ感じじゃない。なんかこの姿、気に入ってる?


「じゃあ帰ろうか」

「ミ、ミ~(ホットさん、じゃあまた)」

 ホットさんにも挨拶し、また車で帰る…。というか、またいつの間にか寝てしまうんだろうけど…。

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